あまりにも複雑すぎ、難解すぎます。 難解さによるレイティングがあるとすれば間違いなくZ取れるでしょう。 独特な専門用語、独自システムが多く、他のシミュレータやParadoxゲーを一通り経験していたとしても、最初は意味不明な情報や操作が大半。 そして、恐ろしいことに、それらは様々な分野で多岐にわたり、「意味不明」が山のように積み重なり、絡み合っているという代物です。 ゲーマー全員にこれを無料配布したとしたら、8割のプレイヤーは2時間以内にアンインストールすると思います。 1割のシミュレータ好きのプレイヤーは20時間ぐらいは理解に努めようと格闘してみるでしょうか。それでも投げ出すんじゃないかな。 ただ、残りの1割は数百時間、数千時間、下手したら数十年遊んでるかも。そんなゲームです。 良くも悪くもParadoxゲーの集大成と言えます。 良いところも悪いところも全部煮詰めて凝縮した味の濃いいいいいいParadoxゲー。特盛。 さて、私ですが、まだたったの8時間程度の学習過程でこのレビューを書いてます。 8時間あればクリアできるゲームもある？冗談じゃありません。全体の1割ほどを解説してくれてるのであろうチュートリアルすら未だに理解できているのか自信がありません。 デフォだと実績解除できない設定になってるんですが、実績解除するための設定方法を見つけるだけで、試行錯誤しながら30分かかりました。分かりにくすぎ。 （なお、実績解除はバグってて、実績解除できる設定でゲーム開始したら、その瞬間25種類の実績がアンロックされました。しばらく実績解除できる設定にしない方が良いかも） つまり、私はおそらく9割以上のゲームシステムを理解できてない状態です。レビューでも何でもないです。 ただ「私はシミュレータ好きだから、難なく理解できるだろう」と思ってる購入検討者の心を折るために書いてます。 メタスコアに釣られて8千円だか1万円強を無駄にする人が少しでも減ったら良いなという親切心です。 「WARNING!!このゲームは、シミュレータに慣れたプレイヤーでも最低数十時間の学習が必要です」 カートに入れるときにこのぐらいのメッセージを表示した方が良いんじゃないでしょうか？ システム全体を意図したとおりに使いこなせるようになるには100時間ぐらいかかるかもしれません。 Paradoxゲーらしく、各種専門用語はマウスオーバーするだけで解説が表示され、Tipsの量も充実していますし、ヘルプ画面にたどり着きやすい親切設計です。 しかし、いかんせん学習対象が複雑すぎて読んだところで意味不明。そして翻訳の精度は不十分。そもそも分からないことが多すぎて調べる気力を維持するだけでも大変なので、その100時間、特に最初の数十時間は結構な苦行になると思います。 幸い、全く理解できていなくても、ゲーム自体はプレイ可能です。 プレイヤーに代わってAIにお任せできる自動化設定が充実しており、極端な話、全てを自動化して、たまに出てくるイベントの選択肢を選ぶだけ。なんてプレイも可能です。 （ただ、ランダムイベントは選択肢は少なく、何なら選択肢無しでマイナス効果を突きつけられるだけのものも多く、結構辛いです。） 一般的には、「最初は8割方を自動化して2割の要素だけを学習。次のプレイでは7割方を自動化して・・・」なんて少しずつ理解度を高めていくプレイ方法が推奨されるのだろうと思います。 ただ、自動化すればするほど退屈なゲームです。 画面は意味不明な情報の洪水。よく読んで、考えて選んで、結果まで見届けても何が起きたのかよく分からない操作・選択肢。 地味な戦闘、もっと地味な内政・外交・交易。 寝れない夜に30分もプレイすれば快眠できると思います。 というわけで、万人には全くオススメできません。オススメできないに1票投じさせていただきます。 ただ、私はまだ頑張ります。 投げ出しちゃうかもしれませんが、たぶん、これは凄い作品です。 （この駄文を最後まで読んだあなたは、もしかしたらこの作品を楽しめるだけの適性があるかもしれません）

八千円の地図帳だと思って買おう！

早速週末溶かしました、1000時間はチュートリアルな気がしているザ・パラドゲー ところで、私はスウェーデンプレイヤーです 今の気持ちを一言で表すと「誉は氷上で死にました」です 以下ちょっと触った上での所感です ゲーム内容 欧州を中心に据えた世界観で1300年代中頃～約400・500年を高速 （真面目にやると現実時間で2日ぐらいかかりそう）で駆け抜ける歴史タイムアタックゲーム 内容は従来のEU感は漂わせつつ全くの別物、他の人が言う通りCK＋VIC＋EU 歴史背景 欧州の中世史と言ったら宗教改革の歴史といっても過言ではないのでヤンフス師がすでにお亡くなりの前作は少し寂しくもあったところ、今作では前作に比べて100年前倒しにしているので絶妙な歴史チョイスだと思いました、絶妙すぎてこの時代が本当に面白いのかはわからないです、 100年戦争はほんとに100年戦争できます この時代は貴族がかなり幅を利かせており、国王の力があまり強くなかった それどころか国境線すら定まっていなくてなんとなく同じ文化の人間が王と名乗るマフィアのボスの傘下でしのぎを削っているイメージ つまりプレイヤーは①国境を引き1300～1600、②中央集権化を成し遂げ1600～1700、③主権国家体制を構築し覇を争い1700～、④列強のその先超大国を目指さなければならない～1800←壮大すぎて笑う、①あまりやりたくない人はEU４の方が好みかと思う プレイ所感 兎に角経済と外交、そのおまけで戦争といった感じ、開始して100年ぐらいは内政がほとんど、旧体制の法律書き換えて集権化しつつも財政基盤整えて農本から都市へと経済基盤を移し、常備軍を整えなければならない 人口お化けのフランスでもない限り、自国の軍がまともに強いと感じるようになるのは開始して100年経過し常備軍整えたた当たりぐらいからだろう 経済（重要） 経済がほんとに曲者で、今作は原材料生産業と加工業が明確に分かれており、片方が足りないと収益化できない構造になっています←これ本当に重要 私は1週目加工業ギルドばかり建てて原材料生産業おろそかにしていたので、「なんか収益のびねぇなぁ、、まぁ施設投資してれば伸びるやろ」と5時間ぐらい停滞しておりました、THE同君宗主国スウェーデンなのにノルウェーに基礎税収でダブルスコアつけられる始末でした どうすればよいのかは簡単です、スウェーデンだったら木材を生産しまくりましょう、そこから連鎖的に加工品を作っていきましょうということ、当たり前のことではあるのですがあなたの国の主要生産物は国土が決めてくれるということなのです 軍隊 研究ツリーから武器庫（陸軍）とドック（海軍）を探してください、これらが常備軍の基盤となる人的資源を生み出してくれます、これだけ覚えておけばいいです 上記は国境線引くのに戦争が必要な国は1350～1450年頃に真っ先に研究してください、常備軍は強さが段違いです 政府 中央集権化、資本主義、革新主義、当たり目指してあとは自由って感じですかね 君主 CKの王朝システムです、子を産み育て婚姻外交を通じて血を残しながら代々受け継がれていきます 君主の特性が増えていくのを見るのも醍醐味の一つです 戦争 数は重要ですが、質がものを言います、質が高ければ軍量でダブルスコアつけられてても勝てます あとはダヴ―元帥よろしく機動力にものを言わせて各個撃破みたいなテクニックも使えます 要塞をプロヴィンス一マス開けた感覚で二つ建てていると通れなくなるロックは今回も有効なのでうまく使って殲滅しましょう わらわらと軍がわいてうざい場合はかえって撃破せずに人的削る戦法も有効です アイススケート： スウェーデンでプレイした人には伝わると思います 冬になるとバルト海が凍って移動できるようになります、ただしすぐに氷は春になると溶けます ここで問題になってくるのが自動移動です、もうお判りでしょうか なぜか私の軍は冬季に戦争になると凍ったバルト海にアイススケートしに行くのです、私はモスクワに進軍しろと命令したはずなのですが、春には凍死体になって発見されました 私はあれほど海上輸送したほうが早いと海軍元帥から忠告を受けていたはずなのに目を離したすきに海に沈めてしまいました、皆さんは気を付けてください 色々書きましたがおススメです、私の好きな国家はスウェーデンとボヘミアですのでワクワクしながら宗教戦争と戯れています では1000時間チュートリアルしてきます

「忘れ物はないかい？」 「ないよ！これで全部！レッツゴー！」 お父さんとぼくは、歴史本片手にPCの前に座った。今夜は新しく発売されたEU5をプレイする約束だ。 起動画面が表示される。壮大なBGMが流れ、世界地図が広がっていく。 ぼくは国を選び、1337年の世界へと足を踏み入れた。外交、戦争、交易、植民地化…次々と選択肢が現れる。あふれる情報に脳の処理が追い付かないほどだ。 世界にはいろんな国が登場した。オスマン帝国になる前のオスマン、ばらばらのフランス、まだ若干元気なビザンツ帝国…歴史の授業で習った国々が、生き生きと動いている。 「お父さんはどうしてEUシリーズをプレイしようと思ったの？」 「初めてEUシリーズの存在を知った時、あまりの奥深さに言葉を失った。その時、なぜって思ったんだ。それがすべての始まりさ！」 お父さんの話を聞いているうちに、ぼくは眠くなってしまった。気づくとゲーム内で500年も時が経っていた。 「スティーブ！起きろ！」 「んん・・・？」 「ほら！見てごらん！」 はっと画面を見ると、小さかった侯国が大陸をまたぐ大帝国となり、世界を征服しようとしていた。 「うわぁ…すっごいやぁ…」 「感動と探求心こそが、歴史の原点なんだ」 歴史は時に壮大なロマンチスト、Europa Universalis 5

　前作EU4が好きなプレイヤーはEU4をやった方が楽しいと思います。前作は3500時間近くプレイしましたので大変楽しみにしていましたが、残念です。 　このような戦略ゲームは適度な抽象化が重要だと思いますが、本作は国家の全ての要素を詳細に作りこんだ結果、全ての要素が機能不全を引き起こしています。前作の君主点やアイデアといったシステムがいかに優れていたかを思い知らされました。自動化は確かに充実していますが、それによってプレイヤーごとに色が全く出ません。 　正直EUシリーズにVic3のような経済システムは冗長この上ないです。外交のEUと言われるように本シリーズでは外交が非常に重要なはずですが、プレイしていると経済状況に脳のリソースを割かれて外交に手を付けるような状況になりませんし、実際のところ外交が効果的に機能している実感もまるでありません。そしてその経済システムも楽しくないです。階級権力や満足度が税収に大きな影響を与えるのに対して、ランダムイベントで簡単に上下するせいで気を抜くと直ぐに赤字になったり黒字になったりととにかく不安定です。このような要素自体は面白いですが、ゲームバランスが終わっていると思います。まず多くの国家でゲーム開始時点で赤字から始まるのは快適にゲームをさせる気がないとしか思えません。 　また、軍事面でも、本作では領土拡張をこれでもかと制約してきており、ゲームの面白さが大きく下がっています。戦争に勝って領土を割譲して閣僚を使って統合して反乱という流れ自体はEU4とおなじようなものですが、本作では反乱はVic3のように内戦のような形で蜂起します。特に分離独立の場合は再度併合をすることになりますが、あり得ないことに一定の規模以上の分離独立をされると反乱軍を鎮圧して再度併合しようとしても戦勝点が足りず併合しきれずに普通に独立を許すことになります。反乱を未然に防ぐのも限界がありますし、普通に萎えます。また、割譲前の領有国の属国として分離独立されると、敵の要塞を包囲している間に割譲前の領有国に併合され、これまでの苦労が水の泡になります。どれだけ反乱鎮圧を優勢に進めていてもこうなります。Vic3のようにゲームの基礎設計として拡張ではなく内政というスタイルであれば納得できますが、EUシリーズは大拡張もプレイの大きな醍醐味でしたので、この楽しみ方が事実上封印されているのは残念でなりません。数百年経っても国境にほとんど変化が見られず、プレイごとの新鮮味がありませんし、ただただ退屈です。因みにデバッグモードで起動して、rebel_progress id -1と入力することで反乱の進行度を100%減らすことが出来ます。もしコマンドを使うことに抵抗がなく、せっかく取った領土を失いたくなければ参考にしてください。私はEU4ではコマンドは絶対に使わない人間でしたが、EU5は気に入らない要素はコマンド使ってゲーム体験を向上させるのもやむなしと考えつつあります。 　神ゲーになり得えるだけの要素は大量にありますが、そのほぼすべてがプレイヤーの楽しみ方そのものへの制約になっており、自由に見えて全く自由ではなく、ゲームというよりは為政者の苦悩を高精度に体験させてくれるただのシミュレーションソフトです。歴史を自分の手で作っていきたい方は圧倒的に前作EU4をお勧めします。今後の展望に期待しておすすめにしようかと思いましたが、あまりにもひどい出来なのでおすすめはしません。スペックの要求も高いですし、このゲームのためにPCを新調するような価値も現状ありませんので。パラド信者かつ強いPCを持っている人だけがやればいいです。

初期バージョンの割にはかなり細かなイベントまで設定されている印象で気合が入っていると感じる。まだ序盤で若干バグらしき挙動もありますがEU4初期やVIC3初期と比べるとだいぶ洗練されています。 EU4と比べるとよりVictoria3に寄って複雑になっており、EU4の大雑把さが好きだった人には少しつらいかも、ただそのあたりは自動化もできますよ、ということでバランスを取ろうとしているようです。 経済おすすめ国家のオランダで始めたら速攻黒死病＆フック・アンド・コット戦争という国難が始まり税金最大維持費最低でも赤字まみれになったのでおすすめ国家とは・・・？となりましたが・・・まあパラドゲーなので

何もわからない 俺は雰囲気でEU5をやっている とはいえ、自動化によって嫌いな類のマイクロマネジメントをAIにやってもらったり、陸軍や海軍も自動でAIにやってもらったりできるので自分のやりたいことに集中できる

EU4が好きな方へ。 まず一旦踏みとどまれ。 　君はVic3が好きか？ 結構。ならばカートに入れるといい。これVic4でもあるからさ。 なに、マイクロマネジメントは好みじゃない？ 結構結構。何せ「自動化」機能がある。 最適化されたプレイヤーほど優秀なものではないが、しかし必要十分には機能している。 これちゃんとEU5だからさ。 つまり、誰でも沼に浸かれるってこと。 やったぜ

カスティーリャ最強！カスティーリャ最強！

12年前に販売されたEurop Universalis Ⅳの続編。 黒死病が目前に迫る1337年から、世界中のあらゆる国、部族、果ては銀行までを操作し、生き抜いていく歴史ストラテジゲー。 自分の思い浮かべていた『IF』を描いていける大大作ゲーです。 そう、学ぶ事が『大』く、情報の多さから時間を『大』量に溶かさざるを得ず、情報過多なUIを眺めながらポチポチクリックしていく『作』業ゲーです。 つまらなそう？ うん、まぁ……発売されたばかりだからね。 今作をプレイしたら、いかに前作がシンプルと面白さを両立させた傑作なのかが分かるから、ね。 買って、とりあえず20時間ほどやってみない？ 前作も覚えることは大量だったが、今作は私がプレイを諦めたVictoria 3の要素が嵌め込まれてます。 つまり、Aを建てるにはBが必要で、Bを作るにはCを採取する必要があって、Cを採取するには人手が必要だから……的な要素です。 そんなのやってらんないよ！　という私みたいな人もこのゲームを楽しむために自動化というオプションがあり、何とかやれます。 何か勝手に建物が建設されてるけど……まぁ、収益に影響してないしいいか、くらいで進めてるのでこれでいいのかは分かりませんが。 あと、若干ですがCrusader KingsⅢのような要素もあります。 臣下が現れては消えてを繰り返すバグと思しき動作があったり、評価を高めた国家（自国の戦力の3倍保有）から前触れもなく戦争を吹っ掛けたりされますが、月当たりに得られるお金が増えるのは前作も同じく 快感！！ どうです？試しに100時間プレイしてみませんか？ 買ったって人は、大人しくParadoxが勧める国家を最初に選んで操作を学びましょう。 個人的には、あの中ではカスティーリャ一択です。 前作では強豪国だったオスマンも今作では中堅国家どころで、前後と右奥に化け物国家が潜んでいるのでプレイした時はボコボコにされて拡張どころではありませんでした。 （CPUがオスマンに乗り移っている時は、順調に拡張しているので私が原因でしょうが） その点、やっぱカスティーリャは凄いや！ 収入にも兵力にも恵まれて、イスラム教を信仰している異教国家と接しているため殴りやすく、拡張もしやすい。 ランダム要素ではありますが、こちらを睨んでくるお隣さんも時代の渦に巻き込まれてフランス君にボコボコにされるので、ゆったりと学びながら様々なプレイが出来ますよ。 なら、前作でもいいって？ いやいや、最新作の未知を切り拓いていく楽しさもいいものですよ。 300時間費やしてカスティーリャで世界、獲りに行きませんか？

おそらくバグで、独立戦争を挑んできた国が他国に従属し従属国なので和平不可能＆宗主国は主戦国ではないので和平不可能という詰みの状態になり、仕方がないので放置してたら自動降伏しました。 プレイに直接影響するこういったバグを直さずに販売して「２時間以上プレイしているから返金しませんｗ」という対応は不誠実だと思います。

（2025/11/07 一部追記） 　パラドの別タイトルで有名なYouTuberの方が「伝統とルネサンスの時代では請求権の捏造ができないので、イベント請求権かNoCBじゃないと拡張できない」と書かれていて、それは流石に違うので、取り急ぎそのことだけここに書いておきます。あ、でも、そのことを責める意図はないです。だってUIが悪いもん。 　議会（国によって名前が違ったりします）開催時に、議会ページに「開戦事由を作成する」という選択肢があります。議会ですが、画面上にポップアップバナーが出てきます。それをクリックすると開催地を選んで議題を選ぶアレです。その後、紫色のバナーで賛成率を表示したものが出てきますよね？　そのバナーをクリックすると議会ページが開けます。その画面には法律の変更や開戦事由の作成ボタンがあります。開戦事由の作成を押すと、議会で開催中の議題の賛成勢力50を消費して、選択した国の選択した州についての請求権捏造（正確には州の割譲（根拠なし））による開戦事由が手に入ります。一応ゲーム側も諜報網から開戦事由を作るか、議会の許しを得て開戦事由を得られると書いてはいます。ですので、伝統の時代とルネサンスの時代ではイベント請求権がないとNoCB以外で拡張できないなんてことはないです。私はカスティーリャで初プレイ中ですが、ルネサンス中期でイベリア統一まであと一歩のところまで来られてます。まぁそれは包囲網組まれて懲罰戦争起こされたのを、返り討ちにして領土奪ったりしたからというのもありますが……。 　ちなみに異教や異端相手なら諜報網構築して外交アクションから宗教戦争起こせます。もちろん自宗教と相手方の宗教が何かによりますが。 　なので、本当の問題は、請求権捏造開戦事由が発見の時代に行くまで手に入らないことではなく、そんなことはないのにそれに気づきにくいUIです。実際私もルネサンス入って20年くらい経つまで気づきませんでした。他の請求権が大体諜報網構築してから外交アクションの「開戦事由の作成」ボタンから作れるのに、この議会を通した方法はそこにはありません。議会も5年に一度、たった4ヶ月の間しか見ることができません(訂正)はないでしょうけど、政府画面(F1)開いて議会タブから見れます。そこにも一応開戦事由の作成ボタンあります。開催期間中じゃないと押せませんけど。確かに他のヒントとかに書いてあったとしても、こんなもん(特に前作経験してれば議会に開戦事由のイメージなんかないし、むしろVic3のイメージとかの方が強くて)気づかないのが普通です。気づかずに「請求権捏造が100年くらいできない！」と言ってしまう人をどうして責められましょうか？　こういうのは他の箇所でもあります。多くのゲームでは「この目的はこちら」みたいに案内してから「そのための手段を選んでね」と選択させると思います。このゲームも部分的にはそうです。実際、「開戦事由を作成する」外交アクションボタンはありますし。なのに、そこに含まれず、全然違う画面にも別の手段でその目的を達成するボタンがある。そりゃわかんないって。普通「開戦事由を作成する」ボタン押して、そこにないなら「そこになければないですね」だと思うじゃん？　このゲームはダイ◯ーではないようです。UIはこんな感じで、ぱっと見は綺麗に見えるよう頑張った感が出ていますが、「これとこれは一緒の画面に出してよ」「貴族の満足度下がる選択肢か。だったら特にアクションなしに一緒に現在の満足度も表示してよ」とか、そういうのがたくさんあります。まぁね、わかりますよ、今作要素が多すぎるので、最適なUIとか私もわかんないですの。でも、良くはないです。 　法律も議会から同様の手段で変えられます。法律画面から変えようとすると、安定度が100とか吹っ飛ぶので、議会から変えましょう。なお、1回の議会で複数変更したり、開戦事由作成と併せて行うことも可能です。もちろん賛成率をコストとするので、議会で選択した議題を通しづらくはなりますが、その場合も安定度が7減るくらいで済みます。NoCB（安定度25、戦争疲弊、敵対心ばらまき）や法律強制変更（安定度100など）に比べたら、ないに等しい代償です。 　あと、クラッシュ関連も書いておきましょうか。もっとガンガンクラッシュして、「もー、これだからパラドくんはさぁ……」とかキレるんだろうなと思ってましたが、今のところ10時間プレイして1回で済んでます。済んでますが、これは私の運がいいだけかも。先行プレイしたYouTuberの方々も「クラッシュはする」と言っており、メディアレビューでも「クラッシュはする」と言われてます。まぁ一応リリース時にマシになってる可能性はありますが、そこまで先行プレイ勢が言うんだったらします。するでしょう。こういうのを他人様に「おまかん」とかほざくような人間に私はなりたくないですね。追記ですが、アップデートでいくつか修正したそうです。 　そのうち序盤は開戦事由をまともに作れないという誤解が収まったら、ちゃんとしたレビューに書き換えようと思いますが、今のところ面白いです。EU4より100年遡って開始するために、序盤は確かにスローな展開になったのは間違いないです。正直現時点では「100年遡ったのはゲームとしての面白みを損なったりしてないかな」というのは思わなくもないです。EU4は入って1ヶ月ですぐ戦争！うおおお拡張！探検！新大陸！！……でもないか、アイデア取ってからだけど。まぁそれよりはそこまでに時間かかるのは確かです。最初の数回のプレイでは、この時間はシステムや国家の理解のためにあってもいい気はします。でも、ゲームがわかってきた時にこの最初の100年が追加されたことがどう響いてくるか、まだわからないというのが正直なところです。 　ですが、要素は膨大になり、それでいてそれらが意味がないとは（今のところ）感じない。やり込み、把握し、理解し、いろんなプレイを試せば試すほど楽しくなりそう……に今のところ感じます。よく言う「100時間、1000時間はチュートリアル」というフレーズ、私はいらんこと言って初心者萎縮させるなと思っていましたが、今作はマジです。100時間では多分何もわからないんだろうと感じています。むしろ「そんなことないよ」なんていうのは詐欺です。パッと始めてサクッと楽しめるゲームをお探しなら、他をやった方がいいです。でもそうじゃないなら、あなたの余暇を溶かしても構わない、そう思われるのでしたら、ぜひお買い上げください。きっと圧倒されます。「作ったやつももう把握しきれてないんじゃないか……？」とか思わなくもない、膨大なパラメータ数と向き合い、この世界を理解し、世界を手にするその楽しみを味わいましょう。

初手黒死病パンチで国土半壊させられるのを笑って流せるならおすすめ

一言で言うと「あまりにもやることが多い」 Paradoxゲームの中でもトップクラスの情報量と選択肢があり、あまりにも複雑なゲームとなっている。 その分、試行錯誤の楽しみがあるため、試行錯誤と情報力の洪水から戦略を考えるのが好きなユーザーにはたまらないゲームだ。 ゲームプレイは1時間単位で進行し、世界中のあらゆる国家がプレイ可能で、500年間の壮大な歴史と発展を追体験出来る。 日本は何と南北朝スタートと言う、グランドストラテジーゲームの中でも珍しい日本史を扱っている。 あまりにもやることが多いゲームだが、部分的にAIに委任できるなどの「委任AI」が（めちゃくちゃ優秀とまでは言わないが）そこそこ優秀で、作業に忙殺されることは無い。 戦争、外交、血縁、内政、開発、技術、探索、法律、政策、教育、文化、芸術、宗教、民族、奴隷、階層社会、POP管理などあらゆる要素が極めて複雑かつ膨大な選択肢がある。 あまりにも選択肢が多すぎて学習難易度が極めて高い。 正直どれが何に影響するのかがさっぱり分からないので、この「試行錯誤感」を楽しめるユーザーには大好物のストラテジーゲームになる。 また EU5であるにも関わらず、内政要素や資源取引や原料、加工、輸出輸入管理がほぼVic3並の内政要素に仕上がっており、実質強化版Vic3とも言える。 CK3ほどではないが、簡易的な結婚や教育要素、一族繁栄要素もあり、１人の指導者を育てる楽しみもある。 500年もプレイ期間がある長大な世界で、交易でのし上がるか、軍事大帝国を築くのか、自分だけの理想国家を作るのか、新大陸で新国家を作るのか。 様々なプレイスタイルを許容する素晴らしいゲーム。 ただし学習難易度が極めて高いため、何十回もプレイし直すことになると思う。 日本人だと感覚的に日本でプレイしがちだが、今作の日本は神聖ローマ帝国みたいに「数百の国家がひとまとめになった国際組織」と言う扱いになっている。 そのため、その管理は尋常ではなく難易度が高く、いきなり手を出すのは推奨しない。（少なくともチュートリアルを全て終えてからの方が良い） 外交だけでも信じられないほど多種多様な外交手段や制裁手段が用意されており、このレビュー枠だけで語ることが出来ない。と言うよりも、外交は多層的に影響が絡み合うため、一言で説明出来ない。 戦争以外にも希少品を追い求めたり、芸術品を生み出したりと、非戦争要素も充実。 とにかく本作は交易が強力なため、序盤は交易に関わるチュートリアルだけでもやっておくことを推奨。 「何やったら良いか分からん」と言う人は、とりあえず道路を引いて（道路は権力と国家と税収の基礎です！）、交易で赤字になっている生産物を生産して赤字を減らそう。 100年戦争が始まると大量の軍隊が動き始めるため、若干ゲームの処理が遅くなる点については注意。 また 西暦1400年を超えると、全体的に軍隊数が増えてくるのか（武器庫が建設可能になるので兵士が大幅に増える） 全世界的にユニットが増えてゲームプレイ速度がかなり遅く（体感6割減少）なります。 一応非公式で解決する方法はあるらしいのですが（デバッグモードで特定のコマンドを触る）、公式での対応を待ちます。 ■黒死病対策 ヨーロッパ方面スタートの場合、いきなり黒死病と言う大問題が起きる。 人口が大幅に減るため、食料市場閉鎖、治療薬購入、宮廷隔離などをして安全を確保しよう。 お金があるなら病院を建てると言う手もある。 なおこんだけ対策してもキャラクターが亡くなる時は容赦無く亡くなるし、領土からモリモリ人口が減って税収は驚くぐらい激減する。後継者が全滅しないようにご注意。（正当性が消えて内乱になる恐れ） ある程度黒死病を見越して余剰予算は確保しよう。 ■隣国が巨大帝国になったので、攻撃されないように不安定化したい。 ・外交で友好的になる。（友好国への攻撃はペナルティ） ・諜報を使うことで相手国に様々なトラップや策謀を仕掛けられる。（相手国の不安定化政策）特定の国との相手で友好関係を毀損して、仲違いさせることも可能。 ■請求権ってどうやって手に入るの？ ・諜報や議会を使って請求権を獲得する。特に理由無くいきなり戦争を仕掛けることも出来るが、ものすごい勢いで周辺国から敵対視されるため、建前は大事。 ■交易が分からん！ ・とりあえず目まぐるしく市場価格と流通は変化するため、交易は自動化しよう。 ・同名の市場（取引拠点）と市場（建設物）の２つがあってややこしいが、前者は取引拠点が増える。後者は取引拠点の取引量を増やす。 市場が多ければ多いほど取引上限量も増えるため、交易による貿易収支の上限を上げることが可能。そのため積極的に市場を増やしましょう。POPの生活必需品の輸入量も増えるため、反乱対策にも繋がる。市場と道路の接続は忘れずに。 ■道路を建設したぞ！その後は？ 安定度、正当性をあげることを目指しましょう。この2つは数値が一定以下の場合、強烈な不利益が発生するため、数値は基本的に安定した数値以上で維持しましょう。 またRGO生産を増やして、輸入生産物を減らし、輸入赤字を解消しましょう。 その後は加工施設を建てても良いですが、序盤にあまりにも加工施設を建てると市民が少ないにも関わらず大量の生産性の低い加工施設で利益が出なく、施設維持費がかかり、と良いことが何もありません。必要最小限にしましょう。 さらに要塞維持費は極めて高額なのでせめてスライダーを真ん中で維持しましょう。（戦時には最高にしましょう） 内政と税収が安定してきたら、図書館を建てることで技術伝播がブーストされるので、結果として技術開発がブーストされます。 内政が安定してきましたら、交易施設を外国に建設し、交易量を増やして交易収入を伸ばしましょう。 その後は試行錯誤して色々試してみてください！ 尚、ヨーロッパスタートの場合、序盤から急いであれこれ施設を建てると黒死病による労働力激減→税収激減→施設維持費で苦しむの三重苦となるため、落ち着いて必要な分だけ建ててください。また税収予想値の低い施設はいっそのこと建てなくて良いです。（例え輸入に依存していたとしても、です。） ■初心者にオススメの国は？ 公式ではオスマンが勧められていますが、これはイベントが多い、と言うぐらいの意味に捉えた方がいいです。 オスマンで調子に乗って周辺国を征服し始めると外交包囲網を作られて今度は一転して四面楚歌になります。 そこでオススメの国は以下です。 ・カスティーリ 経済基盤、人口基盤、軍事基盤も揃っていて、外交関係も安定しており、 ポルトガルやアルゴンなど領土拡大に丁度良い小規模国家が周辺国にあります。 しかも両方とも交易強国なので征服した時の経済的利益は大きいです。 さらにアフリカや新大陸への植民も比較的難易度が低いです。 ・ハンガリー 言うまでも無くヨーロッパの大国 経済、人口、軍事あらゆる側面で大国です。 しかし２つ欠点があり、植民に不利なこと、さらに中盤からオスマン帝国が現実的な脅威として出てきます。 これは同時に利点でもあり、内政と軍備、外交に専念出来るでしょう。 フランス、イギリスも大国で比較的プレイしやすいと思いがちですが、すぐさま黒死病と100年戦争で泥沼化するのでプレイ難易度は結構高いと思います。

↓下記実績バグは2025/11/7の1.0.2で修正されたようです。 ★実績バグあり。鉄人モードでポーズ解除すると同時に関係ない25個の実績が達成されてしまう。フォーラムにも同様の報告が上がっているので、近いうちに修正されるでしょうが、一応注意喚起。 ゲーム内容はハッキリ言って何がなんだかサッパリわからない。多分100時間プレイ後も同じことを言っている気がする。レビューを書く段階では無いのだが、もう少し理解が進んだら書き直します。

パラドゲーを一世代先に進歩させたとも言っていい怪物作品。パラドゲーが好きなら買うべき。 国家活動の全方面を表現できる、多様で、繊細で、そして「他のパラドゲーに比べても」異常なまでに複雑すぎるゲームシステム。それを100時間1000時間かけて咀嚼しながら、段階的に理解していって人生を破壊することに喜びを覚える──そんな数字増大中毒者向けのいつものParadox作品でありながら、ほとんどすべてのマイクロマネジメントを代替できる自動化システムのような野心的な大改革、ゲームプレイを固定化していた交易ノードシステムの廃止などの小改革が合わさって、確実に一つ上のレベルの作品に進歩している。もう他のゲームには戻れない。今すぐ買え。 ただ、パラドゲーをプレイしたことがない人には正直おすすめできない。あまりにもとっつきづらすぎる。HoiやVicを触ったことがあってもUIとシステムが地獄過ぎ、10時間くらいかけてゲーム性の骨格が見え始めるまでは正直苦行だった。ただ今はYoutubeなどなどなどで日本語圏のコミュニティも活発に動いているので、半年くらい寝かせて初心者向けの攻略情報などが出そろってきたら話も変わってくると思う。寝かせるために今すぐ買え。

パラド！！！！！！！！！！モロッコの私掠船技術まともに機能してんのか？？？？？？？？？？？？

前作とは完全に別ゲーになっているし、余りにも複雑すぎて1割も理解してないけど一旦レビューします。 このゲームを１行で表すなら、VIC3とCK3とEU4を足して割らずに悪魔合体させたゲームと言えます。 経済システムはvic3レベルの難解さで、王朝システムと他国への陰謀要素や、宗教要素の濃さはCK3。外交＝正義な所はEU4から受け継いでいます。個人的には、小国スタートで、借金上等の破産するのが先か周辺の国を食い尽くすのが先かの自転車操業プレイがかなり好きだったんですが、今作ではそれが一部の国を除いては封印されている（宣戦布告自体はいつでも出来るのが、安定度爆下げをしたくない場合は、４～５年おきに開催できる議会を開催して支持を集めて、請求権捏造をして...というのをしないといけないため）ので、小国スタートからまくるのがかなり厳しくなった印象。自分はEU4もvic3もCK3もある程度やっていたのでなんとな～く仕組みは理解できてますが、それでもどうなってるか分からない部分の方が多いので、気長にプレイするのが吉と見ました。 最後にプレイする人に向けてアドバイスを一つ。 日本プレイは最初は辞めておいた方がいい。欧州の国で色々学んでからじゃないと、複雑すぎて理解が出来ない。

先ずはアフリカで慣れていこう、アジアは来年以降に期待

メインメニューで設定を変更することだけできます！国家選択を選ぶとロード画面でクラッシュし、毎回言語選択からやり直しです。PCのスペック不足ではないのは断言できます。修正されるまで様子見するのをおすすめします。

20時間ほどプレイしてみましたが，織田で包囲網にボコられて投了、モスクワで拡張先が見いだせずに投了、カスティーリャで内乱が終わる気配が無さ過ぎて投了、ブランデンブルクで毎月破産するようになったので投了を繰り返し、16世紀など夢のまた夢。 だがしかし、このゲームには感じるのです。パラドゲーの神髄ともいえる、AI相手に超天才プレイヤー様が最適解を叩き込んで気持ちよくなることができる気配を。 上記4か国での感想を軽くまとめます。 1. 織田 織田は今作において建物ベース国家としての実装。 開始直後に南北朝時代が始まり、相手方の建物ベース国家を切り崩すことになるのですが、これがいかんせんやることが無さ過ぎでした。一応建築物は自身でも建てられるようなのですが、何が何だかわからないというのが正直なところ。ひたすら他の武家に宣戦併合の繰り返しなのですが、相手も建物ベース国家であることから、戦勝点は建物のある州で略奪(MAX50)と本拠地で棒立ちしてる敵軍との戦闘(多くて20程度)なので、南北朝も温まってきた頃合いになると敵方も大量の建築物を抱え込み、併合するには相手の厭戦を待たなければいけないというテンポの悪さが際立ちました。とはいえそれ以外やることが無いので大量の常備軍を抱え込み、南北朝のイベントを終わらせました。その後は元の北朝勢力にも喧嘩を売れたので日本中を駆け巡り、大勢力はあらかた消したなというタイミングで応仁の乱が発生。ここでどうやら建物ベース国家が強制的に土地ベース国家に代わるようで、弱小武家の滅亡のポップアップが大量に出てきました。なるほどこれは建物ベースの間にたくさん建築物をゲットしとけば土地が貰えるのね、と思ったのもつかの間。何故か私は数プロピンスしかもらえませんでした。これまでに膨れ上がった常備軍の維持費など到底支払えるわけもなく、そしてここまで暴れまわったことで日本中から大包囲網を組まれ、皆様のおもちゃとなり投了です。 説明が...説明が足りない... 2. モスクワ 次に目を付けたのがモスクワ。 こちらはEU4の頃と違ってミニサイズ。しかし初期で同君連合を多数抱えており、おそらくこれを中心とした外交を駆使してタタールのくびきからの脱却を目指すのでしょう。 このプレイでチュートリアルミッションの存在に初めて気づきました。デフォルト設定だと出ないようにされていたとは盲点でした。ここでようやく基本的な事項を理解。いざプレイとなるものの、周辺の拡張先の方針が全く分からず、防衛用に組んだノヴゴロドにポチのように戦争に呼び出され続ける状態に心が折れ、撤退することにしました。おそらく今の私には早いと。 3. カスティーリャ ここでようやく観念して、おすすめ国家であるカスティーリャでプレイ。 プレイ開始時点で驚きました。カネが、カネが大量にあるのです。 これなら道路も引き放題、しかも徴募兵も大量でグラナダも難なく討伐できる。 勢いそのままに大航海時代の先駆けにイベリア周辺の縞を探索・植民をしていました。 探索は莫大なダカットが要求されるのですが、カスティーリャの経済力ならお構いなし。順風満帆でした。 しかしここでポルトガルに王位請求戦争ができるとポップアップが出てきたことで欲が出てしまい、相手同盟のアラゴンもろとも宣戦。大苦戦の末になんとかポルトガル全土の占領に成功しましたが、講和にポルトガルとの同君成立が条件としてなく、なぜかアラゴンとの同君成立の講和条件がありましたが、これは戦勝点100オーバーで要求すらできない。結局何も得ることができず終戦。同君成立を前提にかなり圧政を敷いたことで僭称者反乱軍が発生。首謀者は息子。フーンと思ってよく見てみるとなんと首謀者以外の他の息子たちも皆反乱軍所属になってしまっており、婚姻を結ばせることも不可能になってしまいました。ポルトガル戦で擦り減った徴募兵とほぼ同数の敵を相手にイタチごっこの占領合戦を延々と繰り広げ、借金スパイラルに終わりが見えなくなって投了です。 流石にバグだと思うので直してほしいですね。 4. ブランデンブルク とても難しいと難易度表記されている通り、上記3つよりも難易度が高いことは感じました。 開始すぐのバッドイベントによって領内の支配がガタ落ちで収入がお話にならず、持ち直しても領内東部は支配が届かず収入に全く貢献しない。複数回試行錯誤の末に、ようやく首都から遠い部分は適当な属国を開放して投げつければいいと判断しました。（ 辺境伯の辺境伯 ） やっていて気づいたのが、今作はHREにいれば安全ということはなさそうです。全プレイでポーランドがポメラニアを皇帝の介入もなく食い散らかしていました。何ならブランデンブルクにも宣戦してくることも。 ただ、皇帝がニートというわけでもなさそうで、うまく進んだプレイでは一緒に戦ってくれて全ポメラニアから叩き出せました。そのプレイでは順調に、それこそEU4でポメラニア併合した状態のブランデンブルクくらいまで広がったのですが、収支はいつまでたってもカツカツ。思い切って生産交易建物管理、すべて自動化に任せてみたらあら不思議、大赤字です。何を自動化で変えられてしまったのかもわからず、元に戻せないまま破産。破産すると州の支配がガタ落ちするので当然収入も落ち、即日借金即破産のコンボが永遠に繰り返されて投了です。 まあ、20時間程度の感想なので疑問だらけですが、これだけは言えます。 このシステムを使いこなしてAI相手に無双できれば確実に脳汁が出る。

シミュレーションとしてのクオリティは非常に高い。が……。 発売日に購入。程度ゲームとしてある程度成立していないのを想像していましたが、想像以上のクオリティでした。 システムは非常に完成されており、今のところ軽めのバグ(たまに左クリックが通らないなど)以外は遭遇していませんでした。異例の完成度の高さだと思います。 発売当初としてはグランドストラテジーの常識を塗り替えるようなシミュレーション作品だと感じました。 で　す　が　！　！　！ あくまでここまで説明したのはストラテジーやシミュレーションとして見た評価。 パラドックス社のこだわりが出過ぎている作品だと、私は切実に感じました。 ていうのも、ゲームバランスは完成されているもののかなりシビア。財政管理や派閥管理の難易度は前作とは比にならない程難化しています。 その上初期では大抵の国家で拡張ができない、まともに拡張ができるようになるまで100年~150年かかる、しかもそこまでリアルプレイ時間で十数時間かかる、拡張しても対して出力に影響しないなど、ひたすらに遅々としたゲームだと感じました。スペックはギリ推奨水準に達する程度なのでスペックの問題では無いと思います。 拡張が序盤はできないので強制的に内政ターンになるのですが、その理解も非常に難解。 しかも、その難解な内政を理解しても序盤はそれがあまり内政出力に影響しません。 諸々の自動化機能も充実しているのですが、自動化で内政を回すと今度はただ画面を眺めるままプレイヤーがただ拡張する機械となり、このゲームを遊ぶ意味を疑います。かといって手動で内政を回そうと思うと仕様理解が辛いなど、「内政するには難しすぎる、かといって内政しないと暇」という、ある種ゲームとしては致命的な欠陥を抱えています。 非常に精巧に作られているシミュレーションゲームなのは確かなのですが、精巧に作るあまりゲームとしての質はむしろ下がっているように感じます。(コアなゲーマーは喜ぶでしょうが、正直カジュアルお断りな雰囲気はあります) このゲームをしゃぶり尽くせる自身がある人にはおすすめできますが、EU4のようにカジュアルに遊ぼうと思い購入すると確実に後悔すると思います。