skate.
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インサイダー（クローズドテスター）として、EA Appでの総プレイ時間は26時間ほどですどうもこんにちは。過去作を好きな順で並べるなら 2>1>>>>>3 な者です。 EA BlackBoxが颯爽とこの世に生み出し、そして殺した、あの伝説的スケートボードゲームの最新作がついにアーリーアクセス開始となりました。Skate 3は2010年発売ですから、15年ぶりの新作です。 全く知らんぞという方向けに少し紹介するとですね、古代、スケートボードゲームといえば「トニーホークス・プロスケーター」シリーズしか地上に存在しませんでした。誇張しましたが異論は認めません。 あのシリーズといえば、なんかキャラがスイーって動いて、ボタン押すとクルクルクルーって回って、重力とかは微塵も感じられないというか、まあ、なんだ、ああ、すみません。私すこしばかりあの作品のアンチなところがありまして、よい表現ができないのですが。要するに非常に"カジュアル"で"ゲームっぽい"、"アーケードスタイルな"…そんな作品でした。とはいえTony Hawk's Pro Skaterの初代作品は1999年リリース、つまり初代プレステ時代の古いシリーズですから、それは当然のことです。言うなればリッジレーサーみたいなゲームってことですね。 2007年、そんなスケートボードゲーム界に颯爽と現れた新星。それがSkateでした。 Tony Hawk's Pro SkaterシリーズとSkateは何が違うのか。トニホがリッジレーサーだとすれば、Skateはグランツーリスモみたいなもの…いや、Skateは決してリアルさに全振りしたゲームではないので語弊はあるのですが、それでも圧倒的に"リアルさを取り入れた"作品でした。初代グランツーリスモだって、リアルとはいえ車が空を飛んだり1200km/hで爆走したりもしたでしょう？そういうゲームっぽいところも含めて「グランツーリスモみたい」だった、と思ってもらえると大体合っています。 Skateらしさを特徴付けるもっとも重要でもっとも革新的な要素、それは Flick-It と呼ばれる操作方法です。 これは右スティックが足や身体の荷重移動に対応しているというもので、たとえば右スティックを下にグッと溜めて真上にパンッと弾き上げれば、ボードの手前を蹴り込むことでボード前方を浮かせる形にジャンプする「オーリー」という技が出ます。同じ調子で、右スティックの動かし方を変えれば…キックフリップ、ショービット、バリアルキックフリップ。自分はいま右スティックで自分の足を、自分のボードを操っている。本当にそう感じることができる素晴らしい発明でした。 この考え方は他の操作でも徹底されています。L/Rトリガーは左右の手に対応し、Lトリガーを引けば左手でボードを掴む。X/Aボタンは左足と右足に対応しており、Aを押せば右足で地面を蹴る。とにかくすべてのコントローラの操作が、そのまま身体の操作とダイレクトに対応している。画面の中の身体を操っている。その操作体験のリアルさがあまりにも革新的だったのです。 また、操作性だけでなく、ゲーム性も斬新でした。 チュートリアルやシナリオ・ミッションのようなものも一応ありつつ、ぶっちゃけ、何をしたってよかったんです。 世界はオープンワールドになっており、ふらっと公園に行って手すりを滑ってもいい。そこいらの道路を走りながらゴミ箱の上を飛び越えたっていい。ただ世界を自由に滑って、そのへんにあるものを使ってトリックを決めて、なんかかっこいい滑りを目指せばいい。 あの頃Skateにハマったぼくらは、毎日何時間も街中の同じスポットで、少しでもかっこいいシーケンスを決めてやろうと延々滑り続けていたんです。 さて、前置きが大変長くなりましたが。そんなこんなで15年ぶりの新作です。 今作はどうかというと… いや、うるせえな、もう、こんなクソ長いレビュー最後まで読むくらい気になってるんならとりあえずやればええねん！！ なんか過去作と比べて音がよくないグラが微妙キャラの細かな体の動きがなくてチープとかなんか色々言われてるけど、ぶっちゃけどの指摘も確かにそうだなって思うけど、でも根底に流れる血が明らかにSkateで、普通にうれしいだろうが！！！ まずは帰ってきてくれてありがとうという気持ちしかねえよ…！ いろいろ改善して欲しいとこもいっぱいあるけど、運営型タイトルですからね。 たくさん遊んでたらどんどんよくしてくれるさ、きっと。 おすすめです。
インサイダー（クローズドテスター）として、EA Appでの総プレイ時間は26時間ほどですどうもこんにちは。過去作を好きな順で並べるなら 2>1>>>>>3 な者です。 EA BlackBoxが颯爽とこの世に生み出し、そして殺した、あの伝説的スケートボードゲームの最新作がついにアーリーアクセス開始となりました。Skate 3は2010年発売ですから、15年ぶりの新作です。 全く知らんぞという方向けに少し紹介するとですね、古代、スケートボードゲームといえば「トニーホークス・プロスケーター」シリーズしか地上に存在しませんでした。誇張しましたが異論は認めません。 あのシリーズといえば、なんかキャラがスイーって動いて、ボタン押すとクルクルクルーって回って、重力とかは微塵も感じられないというか、まあ、なんだ、ああ、すみません。私すこしばかりあの作品のアンチなところがありまして、よい表現ができないのですが。要するに非常に"カジュアル"で"ゲームっぽい"、"アーケードスタイルな"…そんな作品でした。とはいえTony Hawk's Pro Skaterの初代作品は1999年リリース、つまり初代プレステ時代の古いシリーズですから、それは当然のことです。言うなればリッジレーサーみたいなゲームってことですね。 2007年、そんなスケートボードゲーム界に颯爽と現れた新星。それがSkateでした。 Tony Hawk's Pro SkaterシリーズとSkateは何が違うのか。トニホがリッジレーサーだとすれば、Skateはグランツーリスモみたいなもの…いや、Skateは決してリアルさに全振りしたゲームではないので語弊はあるのですが、それでも圧倒的に"リアルさを取り入れた"作品でした。初代グランツーリスモだって、リアルとはいえ車が空を飛んだり1200km/hで爆走したりもしたでしょう？そういうゲームっぽいところも含めて「グランツーリスモみたい」だった、と思ってもらえると大体合っています。 Skateらしさを特徴付けるもっとも重要でもっとも革新的な要素、それは Flick-It と呼ばれる操作方法です。 これは右スティックが足や身体の荷重移動に対応しているというもので、たとえば右スティックを下にグッと溜めて真上にパンッと弾き上げれば、ボードの手前を蹴り込むことでボード前方を浮かせる形にジャンプする「オーリー」という技が出ます。同じ調子で、右スティックの動かし方を変えれば…キックフリップ、ショービット、バリアルキックフリップ。自分はいま右スティックで自分の足を、自分のボードを操っている。本当にそう感じることができる素晴らしい発明でした。 この考え方は他の操作でも徹底されています。L/Rトリガーは左右の手に対応し、Lトリガーを引けば左手でボードを掴む。X/Aボタンは左足と右足に対応しており、Aを押せば右足で地面を蹴る。とにかくすべてのコントローラの操作が、そのまま身体の操作とダイレクトに対応している。画面の中の身体を操っている。その操作体験のリアルさがあまりにも革新的だったのです。 また、操作性だけでなく、ゲーム性も斬新でした。 チュートリアルやシナリオ・ミッションのようなものも一応ありつつ、ぶっちゃけ、何をしたってよかったんです。 世界はオープンワールドになっており、ふらっと公園に行って手すりを滑ってもいい。そこいらの道路を走りながらゴミ箱の上を飛び越えたっていい。ただ世界を自由に滑って、そのへんにあるものを使ってトリックを決めて、なんかかっこいい滑りを目指せばいい。 あの頃Skateにハマったぼくらは、毎日何時間も街中の同じスポットで、少しでもかっこいいシーケンスを決めてやろうと延々滑り続けていたんです。 さて、前置きが大変長くなりましたが。そんなこんなで15年ぶりの新作です。 今作はどうかというと… いや、うるせえな、もう、こんなクソ長いレビュー最後まで読むくらい気になってるんならとりあえずやればええねん！！ なんか過去作と比べて音がよくないグラが微妙キャラの細かな体の動きがなくてチープとかなんか色々言われてるけど、ぶっちゃけどの指摘も確かにそうだなって思うけど、でも根底に流れる血が明らかにSkateで、普通にうれしいだろうが！！！ まずは帰ってきてくれてありがとうという気持ちしかねえよ…！ いろいろ改善して欲しいとこもいっぱいあるけど、運営型タイトルですからね。 たくさん遊んでたらどんどんよくしてくれるさ、きっと。 おすすめです。
